ライフケア・グループでは半期に一度、「全体会議」を行っております。施設長や各部門の責任者が一同に会し、中期経営計画の発表や下期の取り組み、表彰などを終日にわたって行います。
11月21日(月)に行った全体会議から、代表の祝嶺の話と、今後の重点課題についての取り組みをご紹介したいと思います。
今期はコロナ第7波に苦戦したこともあり、他施設への応援派遣を行った施設への表彰や、10月に新設されたコンプライアンス委員会の発表などが行われたことが特長的でした。
■祝嶺社長から全従業員のメッセージ
皆さんが大変な思いをしながらも新型コロナウイルスの第7波を乗り越えることができたことに感謝いたします。
しかし、また次の第8波が来ています。皆さんも改めて気を引き締めて、今回も乗り越えられるようよろしくお願いします。
この4月には住宅型有料老人ホームの「はっぴーらいふ寝屋川」と「はっぴーらいふ堺」が開設されました。
特にコロナ禍のなかで無事開設できたことは大変な苦労だったと思います。
来年1月には大阪・堺市の御陵前に、私たちにとっては新しいタイプの施設を開設します。これは1階にデイサービスと薬局、2階と3階にクリニック、そして4階から7階までは住宅型有料老人ホームという形の施設になっています。
私たちはこれが入居者様にとってどのような「安心・安全」につながるのか、これからしっかり運営を通して実証していかねばなりません。皆さん気を引き締めて、しっかり臨みましょう。
この新しい形の運営を軌道に乗せるためにも、私たちの理念である「ありがとうを追求する」ことをしっかり守っていきたいと思います。
入居者様の「安心・安全」を常に念頭に置きつつ、社会に貢献していくことを目指しましょう。皆さんが新しいことにチャレンジする時、悩んだ時には常にこの理念に帰って、しっかりと入居者様と向き合って欲しいと思います。
■下期重点項目の中から
1)感染症予防の徹底/クラスターゼロを目指します
新型コロナウイルスの第7波においては、私たちは乗り切えはしたものの、多くの施設で非常に緊張した状態となりました。月を追ってみても、特に6月~8月の期間に罹患者数が増大しています。中には利用者様の新型コロナが重症化したケースも見られ、大変心苦しい限りです。当社として、何より利用者様に「安心・安全」に生活を送っていただき、職員にも安心して働ける職場とするために、今一度感染予防に対する正しい知識の周知とその実行を徹底するため、12月から全施設を対象に研修を実施し、来年1月には「感染症委員会」を立ち上げます。これらの活動は訪問看護が主体となり、クラスターゼロを目指します。
2)誤嚥性肺炎ゼロを目指します
入居者さまの健康状態の向上のため、誤嚥性肺炎ゼロを目指します。そのためにいま一度、口腔ケアをはじめとするケアの見直しを行います。
まず、各施設で異なっている口腔体操を統一します。改めて職員の研修を行い、正しい口腔ケアの知識を身に着け、技術、意識を向上し、食事スピードや正しいポジショニングの知識を身に着けます。福祉用具と連携し、用具の選定に協力してもらいます。また必要に応じて訪問看護でのケアを行います。
※「誤嚥性肺炎」:食べ物や唾液が気道に入ったことがきっかけで、主に口の中の最近が肺に入って起こる肺炎
3)介護DXで業務負担軽減
2023 年1 月より、当社内の全訪問介護事業所(21 事業所、2022 年10 月現在)の介護記録において、紙用紙(通称:「テレッサ」)を全廃し、新たにスマートフォンのLINE アプリを活用した記録システム「テレッサ mobile」(タニシ企画印刷社製)に移行いたします。介護DX を推進することで従業員の業務負担を軽減し、本来のケアに注力する体制を再度構築いたします。